記憶した情報量が分かれ目
ほとんど「試験」というものは、頭に入っている情報量の差で勝負がつくものです。
原則としてどんな試験にも制限時間があるわけですから、 直感や思考力をつかってその場で問題を解くことはまず無理です。
あなたが今までに覚えた事項、学習した事項、つまり頭に入っている情報を使って問題を解くのです。 言い方を変えると、問題が解けたということはその問題が問うている情報があなたの頭に入っていたということです。
あなたは、勉強する上で少しでも多くの情報量を蓄えておかなくてはいけません。 かといって、蓄えている情報が使えなかったり、間違っていたりしたらお話になりません。
試験勉強であなたがすることは、 1.正しい多くの情報を頭に蓄える 2.その情報を使いこなせるようにする
の二つが主です。
何度でも言いますが、試験で問われるのはあなたの思考力や直観力ではなく確実な情報です。
問題なのは、その情報をどのように組み合わせて、どのように引き出すかです。 これは、直感力などではないですよね。 (そもそも、直観力や思考力を試験勉強でつけるのは並大抵のことではありません。)
例えば、分かりやすく「数学」でたとえてみます。 難問を一時間ほど考えてみました。 いろいろ試行錯誤しましたが、わかりませんでした。 答えを見ます。
あ〜なるほど・・・・
それで終わりです。 その問題が分からなかったということは、その問題を解く情報が頭になかったわけです。 考えた時間は、はっきりいって無駄です。 あなたが持っている情報をどう組み合わせても解けない問題を何時間悩んでも解けるわけありません。
頭脳の鍛錬と称してそのような時間を取るのならわかりますが、 その場合は完全に割りきってやることです、というか一部の「出来る人」以外はする必要はないです。 (更に言えば、そのような難問は解ける必要はありません、難問で合否が左右されることは稀です)
上記にあげた二つのことをあなたは同時に学習します。 つまり、情報を蓄えながら問題を解いたりしてその情報を使う練習をすると同時にその確実な情報を頭に残すことです。
学校の先生たちはよく「自分で時間をかけて考えて解きなさい!」 と言いますが、問題を解くのに必要な情報をもっていなければ解けません。
が、事前に授業で習ったことで解ける問題であればその情報は頭にはあります。 では、なぜ時間をかけて考えなければ解けないのか?
情報を使いこなせないからです。 その練習をするのに、考えろといってるんです。 難しい問題になると、一つや二つの情報ではなく、たくさんの情報をうまく組み合わせないと解けない問題が出てきます。
しか〜し、そんなことは時間をかけて考えなくていいんです! だって、情報の組み合わせ方、つまりきちんとした模範解答があるんですから。 それを理解して自分が使えるようになればいいんです!
自分で情報の組み合わせ方(解き方)を考えて、考えて見つけるのと、 人や解説書にその組み合わせ方(解き方)を教わるのなら時間と労力を考えても後者の方がいいのは明らかです。
ここでは、あくまで時間をかけてまで考える必要はないということです。 全く考えるなというわけではありませんよ!
少し極端な話なので、全部が全部正しいという気はありませんが、 今後更に詳しく具体的に説明していきたいと思います。
(論文試験などになると、直感力はないですが、論理力などが試されます。
でも、重要なのは結局もっている正確な情報と使い方(組み合わせ方)のはずです。)
▲試験は記憶力を競うもの!?
この辺を意識して勉強して欲しい・・・
▲まずマスターすべきこと・・ ▲タネ明かし
さらに突っ込んで具体的説明に入ります。
▲「オリジナル問題」が出たら?の前に・・・ 定石だけのパターンを詰め込んでいると必ずオリジナル問題が出たらという疑問を持つ。
でも、その前にあなたは本当に定石のパターンを記憶しましたか?
▲忘れるために覚えている?
ほとんどの人は、天才の右脳型人間ではありませんからね・・・
▲記憶力を年のせいにするな!!
こんなことを言っている人に「渇」を(笑)!
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