多くの人は忘れるために覚えている

ここでは、多くの人は左脳を中心に使って覚えているということを前提として話をします。


なぜ?

あるテクニック(記憶術)などを使って、右脳で完璧に効率よく覚えるというのがもちろん理想的ですが、
ほとんどの人は、左脳を使って覚えています。

じゃ、右脳を使った記憶術とか教えろよ!って言われそうですが、
私自身体得しているわけじゃないので説明できないというのが一番の理由です(汗)。
(現在、様々な本を読んで研究中ですが、かなり有効なようです。後日レポート予定・・)

因みに記憶力は鍛えることができるようです。
少なくとも、才能である特定の人にしか右脳が活用できないということはないです。
だから、誰でも訓練すれば、相当な記憶力を身につけることは可能だと思います。

(これも、私自信体験していないので、確かなことは言えませんが、調べる限りでは間違いないです。
原則として私は、自分が実践して効果的だと思ったもの以外は、紹介、公開していません)



・・・ということで、ここでは、そういったある特定の方法で記憶するのではなく、
記憶力が並外れていいといった人でもなく、私を含む凡人用のお話です。


因みに左脳で覚えるというのは、忘れるために覚えているようなものです。

つまり、必ず忘れます!

これは、頭に刷り込んでおいて下さいね。(でも、たぶんこれも忘れます(笑))

前回、初回の覚え方が重要だという話をしました。
その場で、自力で解けるようになるまで何度も繰り返せとも言いました。

でも、そのときは完璧に覚えていても、そのままじゃ間違いなく忘れます。

じゃ、どうするのか?


復習です。

当たり前です(笑)。

ただ、忘れるのはしょうがないんです。忘れることを怖がってはいけません。
そういうものだと思ってればいいです。

そうすれば、自然と復習せざるを得なくなります。
前回も言ったように、コツは、「
感覚をあけすぎない」ことです。

初回にやったことを完全に忘れてから復習したのでは、
初回にやったことと同じ作業をして覚えなおす必要があります。

(ただし、前に覚えていたことを思い出す作業になるので時間は相当減少できるはずです。
だから忘れることを怖がる必要はありません)

少なくとも、多少は覚えている状態で復習しないと効果が薄くなります。

何度も定期的に復習することで、長期記憶として定着させます。
でも、何年も使わなければ忘れますよ・・・。
(復習については、また別に取り扱う予定です)



また、一回目で完璧に全部覚えようと思わないことも重要です。

矛盾してるかもしれませんが(死)、どうせ忘れるんです(爆)。

複数回繰り返してやるんですから徐々に完璧に覚えるということです。
(ただ、初回に問題を解くときは、方法はどうであれ(理解できない部分があって丸暗記だとしても)、
自力で解けるようになっておくことは最低条件です)



では、別の例で考えて見ます。
英単語を覚えようとします。

目標単語は100個です。
一日に10個ずつ完璧に覚えて、10日かけて覚えるのと、
完璧ではないが、一日100個を10日間見直す、のでは後者の方が効率がいいのです。
(かける時間はどちらも同じとする)

たとえ10個でも完璧に覚えるには時間が掛かります。
でも、10日後にはその中のいくつを覚えているか疑問です。
それならば、毎日全ての単語(より多くの単語)に目を通してそれを10日続ける方が、
総合的に見ると効率はいいのです。

問題集も同じです。
できるだけ早く全体を何度も繰り返す方が効率がいいのです。(詳しくは、別で・・)


違う見方をすると、毎日一時間ずつ10日間勉強している人と、
10日のうち、9日間遊んで、一日だけ10時間勉強する人では、明らかに前者の方が成績は伸びていきます。

(ただ、後者の人は、一日10時間できるんだから、それだけでも前者の人に比べると評価できる能力なので、
それを続けてできるのであれば、後者の人の方が見込みはあることになります。)


英単語の例で言いたかったのは、

こういう場合は一回だけで全部完璧に覚えようと思わないでいい。

ということです。