もう一度言う!勉強する対象を絞り込め!

勉強する対象を絞り込め」について、
わかりづらかった人、納得できない人へさらに突っ込んで説明しましょう。


(別に納得できなければ、実行しなければイイだけなんですが・・)


前項を読んだ読者から次のような質問が来たのでこれに答えながら説明します。

--<質問>----------------------------------------------------
過去問から出るところを絞ってやろうとのことですが、
最終的には、やはり全範囲やってないと、対応できないのではないでしょうか?
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まさに、こういう人のために説明して、強調しておきたいところだったんですが、
私の言葉足らず、説明不足で伝わらなくて申し訳ないです。。。



え〜っとですね・・・。



まず過去問から出るとこを絞って重点的にやろうというだけで、
最終的には、そこから広げていって全範囲を網羅しますよ。

(というか、網羅したい!・・が多くの人は出来ないんです・・)


ただ、重点的にやるのが絞ったところと言うわけです。

イメージとしては、「」をイメージして下さい!
(↑今思いついた!)



中心が過去問で、その周りをどんどんと広げていくわけです。
最終的に全範囲を網羅し、大きな円にします。


(多くの人は、この円すらくっきりと描けておらず全てがあやふやだっ
たりします。小さくても中心を含めた円を描くことが重要です)


といっても、最短合格というのを目安にしてますので、
恐らく全範囲を完璧にすることは、不可能です。

むしろ、合格者でも多くの人は、全範囲を完璧に網羅してる人なんていないでしょう。
自分が今までに合格した(乗り越えてきた)試験を思い出してください。

(高校受験・大学受験をはじめとして、取得したなら英語検定とか。
さらには、期末や中間テストですら毎回完璧にして試験に挑むのは並大抵のことではありません。)


だから、確率的に出る可能性の高いところだけは、
完璧にしておこうと言うわけでです。


つまり、円の中心ですね。
問題集でいえば、円の中心(過去問)の周りは、予想問題集ですね。

前にメルマガで紹介したような順序です

(円の中心)
1.過去問 (模試)
2.予想問題集・大学別対策問題集
3.(限定されていない)一般の問題集
4.参考書
5.試験に関連する書籍
6.試験に関連する学者などの論文
(円の外側)


円の中心を潰すのが先決なのは、自明です。
そして、次にその周り・・・。

周りを潰していくということは、
円の中心をより強固なものにしていくということでもあります。

中心が描き終わったから、おいといて、周りに・・じゃないですよね?

中心が終わって、円を広げていくことは、
自動的に中心を復習することにもつながります。

これも問題集でいえば、
他の問題集(過去問以外)で違う角度から過去問の範囲を含めたことをやるということですからね。

中心(過去問)を潰しているからこそ、周り(一般の問題集)を塗るときに、
どこが中心に近いか(頻出か、重要か)、どこが円から遠いかも分かります。




多くの人は、先ほどの順番を逆にやってしまうんです。

(参考書)4→1(過去問)の順にね。

すでにそこで落とし穴にはまってます。
全範囲を少しずつコツコツ網羅していかないと合格はないって思い込んでます。


つまり、円の中心ではなく、外側から塗っていってるんですよ。

外側なんて初めから全てがあやふや。
はっきりした形もない。

だから、円の中の漠然とした点だけを打ってるような状況です。
(たまに、中心付近に当たったり、外側に当たったり・・っていう点)


だから、多くの人は、最終的にも円の中心すらあやふやなんです。
どこが頻出で重要なのかもわからないから、
漠然と初めから問題集にあたっちゃうんです。


逆に、中心から潰していくことを考えてください。
もう、方向付けはされているようなものです。

初めさえ潰せば、その付近を重点的にやり、
少しずつ外に広げればいいだけなんです。


(今度図に描いてアップしておきますね)



恐らく、過去問の範囲だけに絞ってそこだけをやればいいのか、
という誤解が生まれてしまったのだと思います。

(最悪、試験まで時間が全くない場合は、この方法が最善の場合もあります)
過去問の重要性を主張しすぎて他の説明が不足しました。反省です・・。



全範囲に軽く目を通しておく必要は、あります。
これは、勉強の初めにやっておいたほうがいいでしょう。
これからどういうことを勉強するのかな・・くらいの気持ちで十分です。
(これから何を勉強するのかの位置づけ)

知識、情報の収集、蓄積は、問題を通してやるのが一番ですからね。




それと、本題ですが(いまさらかよ・・)、
全範囲をやっていないと対応できないかといわれると、対応できます。
(それだけで試験に合格出来ることも珍しくありません)


ただ、高得点は取れないかもしれません。
資格試験などにおいては、「合格点」を取ることをまず視野に入れます。


満点や高得点を狙うことではありません。
それが、最短合格を目指すコツですね。
(口がすっぱくなるほどいってますよね?)


時間がなければ、思い切って捨てる問題を決めることも有効なのです。
逆に、捨てた分、違うところは、完璧にするとかね。


もっとも、先に言ったように多くの人は、過去問の範囲(円の中心)ですら、
あやふやなんですから・・・それに比べれば、十分対応できます。
(でもこれは、最後の手段ですよ)




この場合、何よりの問題は、それで合格しても、
まだ、精進しないといけないことを自覚して欲しいということ。

やっていない範囲は、絶対に合格後でも勉強する必要があります。




解決出来ましたでしょうか。。。。