教材は先に揃える

私は本屋に行くのが好きで、
学校の帰り道に本屋があればいつも立ち寄っていたほどです。

そして、大学受験時代ならばすぐに受験参考書コーナーにいって、
何か新しい問題集は出ていないかと物色していたものです。

そして新しい教材が出ているとついつい気になります。

毎週のように新しい参考書や問題集が並び、
自分がいまやっているものよりもこっちの方がいいのではないか、
こっちの方が分かりやすいのではないか、など多くの悩みが頭を巡ります。


あなたにもそんな経験はないでしょうか。


終われば分かりますが、問題集なんてそれほど大差ないです。
参考書も問題集もコレだ!って決めたものを使い倒せばいいんです。

本屋に行くから悩んでしまうなら、本屋に行かなければいいということです。


私は今では何かの勉強をはじめるときは先に教材を揃えます。


その順序はこうです。


まず、その試験の概要を知るためにインターネットなり雑誌なり情報収集をします。
この部分はかなり重要なので念入りにやります。

何科目あるのか、何点が合格ラインなのか、平均点はいくらか、
合格率や一般的な勉強時間(期間)はどれくらいか、
どの資格とどういう関係があるのか、各科目ではどんなことが問われるのか、
受験はいつあるのか、二次試験以降もあるのか、どのような形式(論述、マーク式、面接)か、
受験地はどこか、などなど・・・・。


なお、その試験についての合格体験記や勉強法を記した本があって、
参考になりそうであれば先にその類の本を買います。


次に教材の選定です。

まずは過去問です。
大きめの本屋に言って過去問をレイアウト、解説が自分好みのものを選びます。
(このときには、先にネットなどで調べてどれがいいかめぼしをつけておきます。)

地方の人はネットで調べて、アマゾンで買うのがいいでしょう。

必要であれば、参考書を選びます。

これもネットや本、合格体験記でどの本が評判がいいのか先に調べておいて、
自分で目を通して気に入ったものを一気に買います。

ただし、参考書類は通信講座や専門学校(予備校)などを利用する場合、
それらのテキストを使った方が遥かに効率がいいです。

そのために通信講座を利用すると言う手もありです。
教材だけならオークションで探せるかもしれません。


問題集はかなり重要なのできちんと下調べして購入します。
合格者、不合格者の評判はもちろんのこと、どの出版社か、
著者は誰か、どこの予備校から出ているのかなど、問題の質と解説を重視します。

最近の過去問をきちんと研究してその傾向にそった問題なのかが重要です。
何年も内容が変わっていないようなのは要注意です。

問題と答えが前半部と後半部に完全に分かれていれば、
無理やり分冊して使うようにしましょう。

問題集は、基本〜標準レベルのものと標準レベル以降のものの2種類程度購入しておくと、
勉強がスムーズに進みますし、早く終わらせて次にいこうというやる気にもなります。

その場合は、同じ著者の続編でもいいですし、全く違うものでもかまいませんし、
特にレベル分けが必要なければ同レベルでもかまいません。

また、試験によっては1種類(1冊)の問題集で十分のこともありますし、
過去問だけで十分のこともあるので、必ずしも2種類以上というわけではありません。


原則としてそれをインプットに使いますから、
この最初の時点でアウトプット用に使う問題集が決まっていれば、
購入してもかまいませんが、問題レベルなどを考慮できないので、それは後でもOKです。


基本的に学習に必要な教材を揃えたらもう本屋に来る必要はないので、
行かないようにします。

行っても新たな問題集が出ていようが、見向きもしないようにします。
(見てもいいですが、たぶん大して変わりません!)

それくらいの気持ちで最初の教材は選択する必要があります。

といってもそれほど神経質になるほどでもないですが・・・・。
多くの場合、合格者が使っている教材と言うのは似通っているものです。


勉強を続けていくと新たに必要な資料や基本書、専門書が出てくるかもしれません。
それはその都度購入します。

問題集も全て消化してやることがなくなれば、新たに自分の不得意分野や強化したい分野、
それがなければ少し上級の問題集を選択して購入します。


必要ならば費用を惜しまないことが合格の秘訣です。

たかが数千円を惜しむことで、数十万円を損失する可能性がありますから。
(特に難易度が高い資格の場合)

その他、模試の日程などを細かく調べて自分の予定とあえば受験しましょう。