参考書の利用で記憶→理解へ

いきなり過去問なり問題集なりでインプットを始めて
ある程度進んでいくと問題は解けても理解していない自分に気付きます。

また、理解していてもそれに付随する関連知識の不足に不安を覚えるようになります。

ある特定の問題を解く知識はあるけど、
その類題でちょっと違うこと聞かれたら答えられないんじゃないかなっていう風に・・。


いきなり参考書やテキストを使って読み始めることは勧めませんが、
ある程度勉強が進んだときに参考書を手に取ると面白いほど理解が進みます。


問題集で問題を解きながら得た知識で抜け落ちている部分や、
今まで身につけた知識の理解を深めるとともに、その関連知識を参考書から学びましょう。

関連知識っていうのは、英単語とかで一つの意味しかしらなかったけど、
派生語として違う意味もあったり、新たな熟語として新たな意味が生まれていたりするっていう感じのモノ。



ここで使うテキストは辞書のような分厚いものよりも、
コンパクトにまとまっているものの方がいいです。

コンパクトでさらに体系的にまとまっていたり図解を多用していたりすると読みやすいです。


詳細に詳しく書いてあるような参考書は本当に辞書代わりに使うような用途でいいです。

だから、テキストや参考書は必ず一冊の方がいいというわけではありません。

大抵の場合は、一冊で足りますが。


資格試験の場合は、通っている予備校や通信講座のテキストがあれば十分ですが、
詳しすぎるようならコンパクトな市販のものが一冊あれば十分です。

余談ですが、テキストを手に入れるためだけに、
通信講座を利用するというのも悪くない考えです。

ある特定の資格になると、「この講座のテキストがいいよ」っていう情報があれば、
その通信講座の一番安いプランに申し込んでテキストを手に入れるのも手です。


逆に、予備校などで使っているテキストと同じものが市販されているケースもあるので、
よく確かめてから購入してください。


参考書を読む場合も問題集と同じで何度も読むことになるという前提で読んでいきます。

だから、じっくりゆっくり考えながら読む必要はありません。

パラパラとめくりながら気になったとこを拾い読みというスタイルでOKです。

「あ、ここは過去問で出てたな」と確認しながら読んだり、それに関連する知識も読んでおきます。


これは、直感ですからその直感で気になったところを読んでいきましょう。

目次を先に見て、見たいところにアタリをつけて置くと読むときも理解しやすいです。


注意点は、これも問題集と同じで、初めから完璧に見ようとしないこと。
何度も読んでいく上で穴を徐々になくしていけばいいので、
まずは、今まで問題から得た知識の確認と理解、そしてその関連知識の習得です。

それらは、過去問などに出ていたわけですから、重要事項のはずですね。

いきなり勉強の始めに参考書を読んでいてはどれが覚えるべき事項で
どれが覚えなくてもいいことなのか判断がつかないので効果的な読み方が出来ません。


最重要事項から潰す。そしてその周辺に徐々に広げていくのが、最短合格への戦略です。

その重要事項が過去問であり、予想問題集であるわけです。


最初のうちは、参考書にむやみにラインをひかないように気をつけてください。
直前に見直すときにどれが重要で自分が覚えていないものなのかもわからなくなりますから、
2〜3色程度に色分けして、ラインをひくなど工夫してください。



例えば・・・・

初めて読むときは、黄色で、次に読むときはピンクで、次はオレンジでとやっていけば、
一番濃い色のものが自分にとって重要なのに覚えられていない事項だと分かりますよね。


ラインのひき方はそれぞれ工夫次第でどうにでもなるので、自分なりにやってみてください。

キーワード(用語)だけひくのか、その説明もひくのか、というだけでも人によりますからね。

私の場合は、キーワードだけ引いて、その説明は鉛筆でアンダーラインをしています。
そうしないと、マーカーだらけになって見にくいので・・・。